このマニュアルでは RE:Vision Effects のプラグインを使ってシーケンスを長くする(元の映像にフレームを追加する)ための方法を解説します。
なお、この解説はAfter Effects, Final Cut Pro, Commotion, Combustion, Premiere 6.0以降などの After Effects プラグインとの互換性のあるアプリケーションでの使用を想定したものです。
現在の RE:Vision の製品の中でこれが当てはまるのは:FieldsKit,Twixtorです。
・ 本製品単体ではシーケンスを 延ばすこと、つまり継続時間の伸縮をすることが許可されていません。よって、継続時間を延ばす為には、特殊な方法を使う必要があります。また、各ホストアプリケーション毎に独自の特性があります。
注意:このマニュアルを読む際、ユーザが使用するアプリケーション以外のセクションは読む必要はありません。
| After Effects | | Combustion | | Commotion | | Final Cut Pro | | Premiere 6.0 or 6.5、Premiere Pro |
TwixtorやFileldsKitでは、プラグイン単体でソースを延ばすことはできませんので、特殊な方法を使う必要があります。
フッテージを元よりも長くする場合、最も簡単な方法は、フッテージを希望する継続時間のコンポジションに入れ(プリコンポジション)、プラグインを別のコンポジション内にあるプリコンポジションに適用する方法です。
下記の例では、元の"SourceFootage.mov"は19秒で、これを38秒に延ばす方法を解説します。"Source Footage.mov"はプラグインを適用するための、別のコンポジションにもなり得ます。
まず SourceFootage.mov を Intermediate Comp という名前のプリコンポジションの中に入れます。このプリコンポジションは、最終的に希望する継続時間である38秒に設定されています。

After Effects 図1.希望する継続時間に設定した中間的なコンポジション(プリコンポジション)を作成する。この例では38秒です。

After Effects 図2.Final Comp の中にあるコンポジションにプラグインを適用する [画像:FieldsKit Deinterlacer]
プラグインを使ってクリップを長くする方法はもう一つあり、この方法ならばフッテージをプリコンポーズせずに済みます。
まず、ソースを加工するためにコンポジションの中にドロップします(ここでは SourceFootage.mov と呼びます)。もちろんソースは別のコンポジションでも使用できます。次に、SourceFootage.movと同じサイズの平面を作成し、その平面の継続時間を、最終的に希望する継続時間に設定します。
プラグインを平面レイヤーに適用し、Source Layer を SourceFootage に設定します(初期設定では、Source Layer は先ほど作成した新しい平面レイヤーに設定されます)。また、コンポジションウィンドウの目のアイコンをクリックしてSourceFootageのレイヤーを不可視化したほうが良いでしょう。不可視化することによって、フッテージの中に透明な部分が含まれていた場合でも加工前のフッテージが覗いて見えることがなくなります。
同様のことを調整レイヤーを使っても行うことができます。平面レイヤーと調整レイヤーは両者ともコンポジションの継続時間を継承します。

After Effects 図3.平面レイヤーを作成する。レイヤーのサイズがソースフッテージと同じ大きさであることを確認してください。

After Effects 図4.プラグインを平面レイヤーに適用し、Source Layer が SourceFootageに設定されていることを確認してください。
注意:
他にも方法はあります。ソースフッテージの継続時間を延ばすもう一つの手法は、After Effects の「フッテージを変換」を使ってルーピングさせることです。この方法で継続時間を延ばした後、コンポジション内にある映像に直接プラグインを適用することができます。この方法は読み込まれた映像のみで使用が可能で、入り庫状になったコンポジションでは使用することができません。
例えば、ソース映像の継続時間が10秒だとします。プラグインを適用後、シーケンスは29秒になります(19秒延ばす)。なので、最後のフレームは最低でも19秒停止するように設定します(30fpsの場合:19*30=570フレーム)。

Combustion 図1.Combustionでシーケンスを延ばす方法。
例として、10秒のシーケンスにRE:Vision Effects の継続時間を延長するプラグインを適用し、最終的に30秒のシーケンスにする手順を解説します。

FCP 図1.FCP 1.2.5 では、必ず 「常にRGBでレンダリングする」 がチェックされていることを確認してください。

FCP 図2.FCPでは「Field Rendering」のチェックが外れていることを確認してください。

FCP 図3.まず、プリコンポのクリップを作成し、Noiseを20秒間加えることでソースクリップを延ばします(FCPの Noise ジェネレータを使用します)。

FCP 図4.次に、プラグインをシーケンス内にあるプリコンポのシーケンスに適用します。
プラグイン単体ではクリップを元の継続時間以上に延ばすることはできません。例えば、シーケンスを元の2の倍数で長くする場合、まずクリップをシーケンスの中に入れます(このシーケンスの名前を Sequence01 とします)。次に、Universal Counting Lead クリップ(Premiere Pro のマニュアルを参照してください)を作成し、希望する継続時間になるまで延ばします。

次に、Sequence01を Sequence02 という別のシーケンスの中に入れ、プラグインを Sequence01 に適用します。

Premiere のプロジェクトでプラグインを使用する場合:
Quick Time 編集モードを使用する場合:
プラグイン単体ではクリップを元の継続時間以上に延ばすことはできません。例えば、シーケンスを元の2の倍数で長くする場合、まずタイムライン上でクリップを現在のワークエリアの外に配置します。次に、タイムライン上でBlack Video をクリップの下に加えることで希望する継続時間までシーケンスを延長します。すると、元のクリップとBlack Video を含む、希望する継続時間の Virtual Clip が生成されます。ここで、元のクリップがBlack Video のクリップよりも先に来ることを確認してください(逆の場合だと、プラグインが思うように動作しません)。さらに、プラグインを Virtual Clip に適用し、適当な設定を行って継続時間を延ばします。その後の作業で Virtual Clip をタイムライン上で自由に動かすことができますが、Virtual Clip が指すクリップ(元のクリップと Black Video)を動かすことはできません(詳しい説明については Premiere のマニュアルを参照してください)。
注意:プラグインは表示されたフレームを実際に変化させますが、タイムライン上でクリップを動かすと、多くの場合プラグインを適用させる前のフレームが表示されます。プラグイン適用後のフレームを見るには、レンダリングスクラブを行う必要があります(Premiere のマニュアルを参照してください)。もしくは、ワークエリアをRAMかディスクでプレビューしてください(同じく、Premiere のマニュアルを参照してください)。
例として、10秒のシーケンスにRE:Vision Effects の継続時間を延ばすプラグインを適用し、最終的に30秒のシーケンスにする手順を解説します。
まずタイムライン上でソースフッテージを現在のワークエリアの外に配置します。次に、タイムライン上で20秒分の Black Video をクリップの下に加えることで30秒の継続時間を持つ Virtual Clip が生成されます。このVirtual Clip にはソース映像と Black Video が含まれています(詳しい説明ついては Premiere のマニュアルを参照してください)。次に、Virtual Clip にプラグインを適用します。

Premiere 図1.ソースフッテージと Black Video を含む、希望する継続時間の Virtual Clip を設定してください。

Premiere 図2.ソースレイヤーを 「Current」 にすることをお勧めします。

Premiere 図3.Quick Time 編集を使用する際はこれら二つにチェックすることをお勧めします。