3D空間の3Dオブジェクトを自動追尾!
After Effects のカメラを素早く制御する方法

大谷 明久 氏による SureTarget と Element 3D 解説

After Effects の 3D空間 に配置したオブジェクトを、3Dカメラを移動させて追うアニメーションは、カメラやオブジェクトの動きが複雑になるほど、設定は手強くなります。


そんなカメラ制御 に役立つ便利な After Effects プラグインがあることをご存知でしょうか?
その名は、Sure Target (シュア ターゲット) ───!
この Sure Target は、After Effects のオブジェクトやヌルの3D座標を、指定した順番とタイミングで追尾し、カメラの動きを自動制御してくれる大変優れもののツールです。このプラグインを使えば、カメラの細かい設定から解放されるだけでなく、後からの修正や微調整もとても楽になります。しかも、こんな便利な Sure Target は、なんと無償で利用することができます!!


今回、映像クリエイター によるプラグイン解説、クリエイターズ ビューでは、この Sure Target に加え、After Effects でリアルな 3DCG を作成するお馴染みのプラグイン Element 3D が登場します。事例では、Element 3D で作成した 3Dオブジェクトのアニメーション に、Sure Target を使ってカメラワークをつける方法をご紹介致します。
解説は、ギークス株式会社のモーショングラフィックデザイナー 大谷 明久 氏です。


同じ作業を行うなら、プラグインが作業を快適にし効率アップにつなげてくれます。
この機会にぜひ Sure Target をダウンロードして、Element 3D と共にお楽しみください!!

クリエイターズ ビュー/Sure Target と Element 3D の活用事例(完成ビデオ)

まずは今回、大谷 明久 氏が作成された Sure Target と Element 3D の活用事例の完成ビデオをご覧ください。

大谷氏が解説で使用されている After Effects プロジェクトを配布
本ビデオ解説に合わせて、以下の 【Sure Target & Element 3D】 評価用プロジェクトをご利用ください。
ビデオ解説にて使用された After Effects プロジェクト(CS6, CC 対応)と関連ファイルを収録します。
※ Sure Target は無償プラグインです。専用の Webページにて配布しておりますので、ダウンロードの上ご利用ください。また Element 3D にはデモ版がありません。ぜひ製品版と共にお試しください。
【Sure Target】の機能詳細などは【Sure Target 製品ページ】
【Element 3D】の機能詳細、価格、ご注文などは【Element 3D 製品ページ】

※配布するプロジェクトは、製品の評価のみにご利用頂けます。評価以外の使用、再配布などはできません。

Sure Target と Element 3D 解説ビデオ1:
3D空間に配置した3Dテキストを追う!Sure Target を使ったカメラの制御方法

まずは、After Effects のオブジェクトやヌルの3D座標を、指定した順番とタイミングで追尾し、カメラの動きを自動制御してくれる Sure Target をご紹介致します。
はじめに、複数のテキストレイヤーを3D空間に配置して、それを Sure Target で順番に追いかけるカメラワークを設定します。
続いて、そのテキストレイヤーを、Element 3D で3D化したオブジェクトに対して、同様に Sure Target を使ってカメラワークをつけてみます。

Sure Target と Element 3D 解説ビデオ1 解説ポイント:

・After Effects のカメラ制御の確認
・Sure Target を使ったカメラの制御方法:3D空間に平面のテキストを配置してカメラワークをつける (8:00)
・Element 3D と組み合わせた Sure Target のカメラ制御方法: 3D空間に3Dのテキストを配置してカメラワークをつける (16:00)

■ After Effects の3Dカメラアニメーションの確認

After Effects の3Dカメラワークを自動制御するプラグイン Sure Target をご紹介する前に、After Effects の基本的なカメラコントロールを確認します。
(初級者以外の方はこのブロックは飛ばして、次の Sure Target のブロック (8:00〜) からご覧ください)

まずは、コンポジションに3つのテキストレイヤーを作成、3D空間の別座標に配置して、各テキストを中央にとらえるよう順番に表示させる3Dカメラのアニメーションをつけていきます。
続いて、各テキストレイヤーの3Dレイヤーをチェックして、ポジショニング。After Effects のカメラを適用し、例えば目標点と位置の値にキーフレームを打つことで、3Dカメラが動くアニメーションが作成できます。

このカメラワークのキーフレーム座標を設定するのは、カメラの動きが複雑になるほど調整に時間が掛かります。
そんなカメラワークの作成を強力にヘルプしてくれるのが、Sure Target です。

■ Sure Target を使った3Dカメラコントロールの作成方法

(8:00)
まず Sure Target を使うための準備をします。

コンポジションに新規ヌルを挿入、管理しやすいようにレイヤー名を Sure Target にリネームし、3Dレイヤーをチェックします。
このヌルレイヤーに、エフェクト>Video Copilot>Sure Target を追加します。
Sure Target Camera という名前の After Effects のカメラが自動的に追加されます。

続いて、ヌルに適用した Sure Target の Target Layer に カメラを追尾させるオブジェクトを割り振ります。
Sure Target のエフェクトパレット、Target Layer、Target 1から順番にコンポジション内のレイヤーを指定します。

(9:33)
設定したターゲットを使ってカメラワークをつけます。

Sure Target の設定を開きます。
Sure Target>Sure Target の数値、これがターゲットのナンバーになります。
任意のタイムでキーフレムを打ちます。Sure Target : 1 は、ターゲット1です。
タイムラインを移動し、任意の位置で、Sure Target の数値を 2に変更します。これがターゲット2のキーフレムになります。
同様にターゲット3のキーフレムも設定します。

このように Sure Target で、指定したターゲットを任意のタイミングでキーフレームを打つだけで、先ほどと同じカメラワークを自動で作成してくれます。

■ Sure Target 利点1【カメラの細かい動きを後付け可能】

(11:00)
Sure Target でのカメラアニメーションの利点の一つが、カメラの細かい動きを後から追加したり、キーフレームを打ったりすることが簡単にできることです。例えば、次のような設定です。

Wiggle (ウィグル):カメラに小刻みに上下左右に揺れる動きを追加できます。
Inertia:慣性。動きが決まる時、スプリングのように動きつつ徐々に止まる。
Camera Roll:動きが決まる時、カメラがガクンと揺れる動きをしてくれます。

■ Sure Target 利点2【対象の座標を修正しても自動追尾】

最初に設定したターゲットのオブジェクトの位置を移動しても、カメラワークを新たなオブジェクトの位置に合わせて自動追尾してくれます。

■ Sure Target 利点3【オートフォーカス】

(12:33)
Auto-Focus:ターゲットの焦点距離を自動的に合わせてくれる機能です。

この Focus Target、Depth of Field をオン、有効にすることによって、フォーカスされるターゲット以外のオブジェクトにぼけを追加できます。
もちろんぼけ具合も調整できます。

このように Sure Target を使うことで、3Dカメラのアニメーション付け作業を時間短縮できます。

■ Sure Target 利点4【ドリー】

(13:10)
Dolly:カメラがターゲットに近づく移動スピードを調整できます。
Enable Dolly をオン。調整したいTarget ナンバーの Dolly ナンバーにキーフレームを打ちます。カメラの移動に強弱がつきます。

ターゲット自体は変わりませんが、目標点にフォーカスを合わせてくれるので、ドリーの設定を変えても、フォーカスはずれません。

■ Sure Target 利点5【自動回転】

(14:30)
Auto Rotate:ターゲットの傾きに合わせて、カメラがターゲットを正対にとらえる機能です。
Auto Rotate をオン。ターゲットを回転させると、カメラもターゲットに正対するよう自動的に回転します。例えば、カメラをひねりながら突き抜けていくといった表現ができます。このように簡単なアプローチで面白い動きをつけられます。

■ Element 3D でテキストを3D化する

(16:00)
続いて、テキストを、Element 3D にて 3D化して、Sure Target でアニメーションをつけていく方法をご紹介します。

まずは、テキストを3D化しましょう。
新規レイヤーを作成し、エフェクト>Video Copilot>Element 3Dを適用します。

はじめに、Element 3D のエフェクトパレットにて、3D化するオブジェクトを選びます。Custom Layers>Custom Text and Masks>Path Layer のプルダウンより割り当てます。(左図:1) 今回は Path Layer 1〜3にそれぞれ3つのテキストレイヤーを選択します。

Element 3D>Scene Setupをクリック。(左図:2) Element 3D のインターフェイスが開きます。
EXTRUDE ボタンをクリックします。(左図:3)
先ほど指定したテキストレイヤーが 3D化されて表示されます。

■ Element 3D でカスタムレイヤーごとの質感、形状の調整

(17:20)
Element 3D>Presets の Bevels より好みのスタイルをダブルクリック、3Dのサーフェスに質感を追加します。
Bevel の Extrude の値を増やすと、3Dオブジェクトが厚くなります。

別売りの Pro Shaders には質感が異なるサーフェスのスタイルが豊富に収録されています。例えば、質感を生かしつつ色を変えるといったこともできます。

■ Element 3D で動かすオブジェクトごとにグループに分ける

(19:00)
Element 3D は、オブジェクトをグループに分けることによって、別々の動きをつけることができます。その設定をしてみましょう。
まずカスタムレイヤーを3つ登録しましたので、Scene の Extrusion Model を右クリック>Duplicate All を選択し、設定したカスタムレイヤー分 (ここでは2つ分) の Extrusion Model を複製します。(左図:1)

カスタムレイヤーに割り振るには、Extrusion Model のグループナンバーを、alt or option キーを押しながらクリック、Path Layer のナンバーに設定します。(左図:2)
そして、各 Extrusion Model の設定>Extrusion>Custom Path のナンバーをプルダウンで選び直します。(左図:3) (ここではカスタムパス2、3を設定します)

Element 3D は、現在のバージョンでは、このグループを5つまで登録できます。右上のOKをクリックして、After Effects の設定に戻ります。

■ Element 3D の3DオブジェクトをAEの3D空間に配置する

(20:00)
After Effects のコンポに3D化したテキストオブジェクトが表示されます。
これで3つのテキストレイヤーが、一つの Element 3D のエフェクトを使って 3Dオブジェクトとして生成されました。
元のテキストレイヤーは非表示にします。

3D化したテキストオブジェクトの座標を変えていきます。
Element 3Dのパレット>Group No.>Particle Replicator>No.Position XY や Position Zを調整し、3Dテキストを3D空間に配置し直します。

■ Element 3D の3Dオブジェクトに Sure Target を適用する

(22:00)
今回、ターゲットのレイヤーは、全て Element 3D 内に入ってしまっているため、Sure Target をどこにターゲットしたらよいでしょうか?
こんな場合、Sure Target は、ヌルオブジェクトをターゲットレイヤーに指定することができますので、ヌルを活用して、ターゲットの座標を設定します。

ヌルオブジェクトを作成し、3Dレイヤーにチェック、レイヤー名を Sure Target に変えます。
これを複製して、名前をそれぞれ target1〜3 にしたヌルレイヤーを3つ用意します。

この target1〜3 のヌルレイヤーの座標の値を、Element 3D にて設定したターゲットの座標に合わせます。

■ Element 3D の3Dオブジェクトに Sure Target でカメラワークをつける

(23:26)
Sure Target のヌルレイヤーに、Sure Target を適用。3Dカメラが追加されます。
Sure Target の Target Layers 1〜3に 、target1〜3のヌルレイヤーを指定します。(左図:1)

Sure Target にキーフレームを打ち、カメラアニメーションを設定します。(左図:2)
これで3Dオブジェクトにも、3Dのカメラワークを簡単につけることができました。

Wiggle、Inertia、Auto Forcus などを設定します。
尚、3Dテキストの座標を変更したら、target1〜3のヌルレイヤーの座標も合わせて変更してください。

Sure Target と Element 3D と組み合わせた3Dカメラアニメーションの基本設定でしたー!

Sure Target と Element 3D 解説ビデオ2:
Element 3D で パスデータを3D化して、それぞれのパーツとして動かす方法

Element 3D で作成した 3Dオブジェクトをアニメーションさせる方法をご紹介します。

Sure Target と Element 3D 解説ビデオ2 解説ポイント:

・立体化するパスデータを用意する
・パスデータを Element 3D で3D化、質感をつける (2:50)
・各パスレイヤーに Element 3D の設定を複製、グループを割り振る (5:50)
・Element 3D で作成した3Dオブジェクトに動きをつける (9:00)
・Element 3D の 3Dオブジェクトに規則的な動きをつける方法 (11:05)
・Element 3D の 3Dオブジェクトにランダムな動きをつける方法 (14:05)
・After Effects 上で動いている3Dオブジェクトの最終調整 (17:30)

■ 立体化するパスデータを用意する

今回のアニメートする3Dオブジェクトのギアを作成します。ギアの形状は、4つのグループに分かれた Illustrator のパスオブジェクトを使用します。

まず、After Effects の新規コンポジションに、gear のレイヤーを4つ作成します。

Illustrator でパスオブジェクトを表示させ、任意のパスをコピー、After Effects の 4つの gear のレイヤーにペーストします。

■ パスデータを Element 3D で3D化、質感をつける

(2:50)
この Illustrator からコピペしたパスデータを、Element 3D で3D化します。新規レイヤーに、Element 3D を適用。Element 3D の Custom Layers>Custom Text and Masks のそれぞれ Path Layer 1〜4に、作成した gear の4つレイヤーを指定し、非表示にします。

Scene Setup をクリックし、Element 3D のインターフェイスに入ります。EXTRUDE をクリック。3D化したパスが表示されます。Scene の Bevel を選択、Edit >Bevel>Extrude の値を上げると厚みが増します。Bevel Size などを調整。エッジの角に光が当たるとハイライトがつくので綺麗です。

(4:45)
シェーダーを適用して、オブジェクトのサーフェスにテクスチャの質感をつけます。プリセットからドラッグ&ドロップ。今回は金属のような質感に設定しました。この質感をほかのパスレイヤーにも割り当てます。

■ 各パスレイヤーに Element 3D の設定を複製、グループを割り振る

(5:35)
ベベルや質感が決まったら、Scene の Extrusion Model を複製し、ほかの3Dオブジェクトも作成します。

Scene の 各 Extrusion Model にて alt または option キーを押しながらグループ ナンバーをクリックします。
Scene の Extrusion Model を選択、Edit >Extrusion >Custom Path のプルダウンで、Element 3D の Path Layer に指定した 各パスレイヤーを選ぶと、別グループに、任意のパスレイヤーが割り振られます。

Element 3D では、このグループを変えることで、After Effects での動きのキーフレームを分けることができます。
またグループごと個別にベベルや厚み、テクスチャなど質感の調整も行えます。

(7:20)
グループ3を設定します。

(8:10)
グループ4、一番大きなギアを設定します。

Edit >Bevel>Extrude>Extrude Edges の値を下げると、パスオブジェクト間の隙間が空きます。

■ Element 3D で作成した3Dオブジェクトに動きをつける

(9:00)
全グループを設定したら、右上のOKを押して、After Effects に戻ります。カメラを追加して、3Dオブジェクト全体を見てみましょう。ギアの座標を調整します。

では、Element 3D で作成した3Dオブジェクトに動きをつけてみましょう。
Element 3D では、設定したグループごとに、オブジェクトを動かすことができます。
Element 3D のパラメーター、各Group>Particle Look>Multi-Object を開き>Enable Multi Object をチェック、個別の設定を開きます。

■ Element 3D の 3Dオブジェクトに規則的な動きをつける方法

(11:05)
これらパラメーターにキーフレームを打てば、それぞれ動きをアニメートできますが、今回はエクスプレッションを使用して、回転の動きをつけてみます。

動きをつける Element 3D カスタムレイヤーの Rotation>Rotation Multi のストップウォッチを、alt または option キーを押しながらクリック、エクスプレッションの設定が開きますので、回転の設定を加えます。

ギア2 Rotation>Z.Rotation Multi:time*30 (時計回りで1秒間に30%回る)
ギア3 Rotation>Z.Rotation Multi:time*-30 (反時計回りで1秒間に30%回る)

■ Element 3D の 3Dオブジェクトにランダムな動きをつける方法

(14:05)
カスタムレイヤー4、ギア4 にランダムな動きを設定します。
Group 4>Particle Look>Multi-Object を開き>Enable Multi Object をチェック。Rotation>4.Rotation Random の値を変化させ、キーフレームを打ちます。グループ内にある全てのオブジェクトが、おのおのランダムな動くように設定されます。

各3Dパーツが、ランダム感を出しつつ動いて、最終的に一つの形になるトランスフォーマーのような動きを簡単に作成できます。

Element 3D にキーフレームで設定した動きのスピードを調整します。キーフレームを選択し、キーフレーム補助>イージーイーズアウトを適用。最初早くて、ゆっくりと着地するように止まって行くモーションに設定します。

■ After Effects 上で動いている3Dオブジェクトの最終調整

(16:00)
重厚感が出るようにカメラのアングルを変えます。
より機械が増すように、ギアの位置を個別に調整します。ギア2とギア3が重なっているので、位置を前後にずらして、おのおの動きがよく見えるように調整します。各 Group>Particle Replicator>Position XYZ の値を変更します。

また、全体が見え過ぎているので微調整します。
Element 3D、Render Setting>Environment の設定で、3Dオブジェクトへの光や影の影響、Fog、Ambient Occlusion (環境遮蔽) など、見た目を調整します。

After Effects のカメラの被写界深度をオンに、より質感を強調することもできます。動いている間にフォーカス距離を調整し、動きが収束した段階でピントを合わせます。

Element 3D で作成した3Dオブジェクトをアニメーションさせる方法でした ───!

Sure Target と Element 3D 解説ビデオ3:
Element 3D で作成した 3Dオブジェクトに、Sure Target を使ったカメラワークをつける方法

解説ビデオ3では、解説ビデオ2でアニメートさせた3Dオブジェクトの間を移動するカメラの動きを、Sure Target で制御してみましょう。
3Dカメラが、3Dオブジェクトの中に飛び込んで突き抜けていく演出として、スターウォーズのデススターを襲撃するXウイングのようなシーンの作成方法を解説します。

Sure Target と Element 3D 解説ビデオ3 解説ポイント:

・カメラが通過する3Dのトンネルの設定 (2:40)
・カメラのフライスルーの設定 (6:50)
・カメラのフライスルー後、3Dテキストで決まる動きの設定 (13:00)
・3Dテキストが手前に飛び抜ける動きの設定 (18:30)
・スピード感を強調する Wiggle の設定 (21:50)

■ カメラが通過する3Dのトンネルの設定

(2:40)
ギアの穴は、飛び込んでいった時に奥行きをつけるために、本体とは別に、トンネルのオブジェクトを作成しています。
グループ4 の Extrusion Model >を右クリック>Duplicate All でコピー。複製した Extrusion Model のグループナンバーを alt or option キーを押しながらクリック、グループ5に設定します。
Extrusion Model の Materials を選択>Bevel>Extrude を3.00から30.00に。筒状の3Dオブジェクトを生成しました。

After Effects に戻り、位置を調整します。
Group 5>Particle Replicator >5. Position XY を Group 4 のギアに合わせる。同じく>5. Position Zの値を増やし、全体のギアの後方に配置します。

■ カメラのフライスルーの設定1

(6:50)
では、Sure Target を使って、Element 3D の3Dオブジェクト間を移動するフライスルーのカメラワークをつけていきましょう。

ヌルを作成、3Dレイヤーをチェック、Sure Target を適用します。ターゲット用のヌルを3つ作成、3Dレイヤーをチェックし、Sure Target のTarget Layers>Target 1〜3 に設定します。

尚、この Sure Target のターゲット設定は、ターゲットが多数ある場合は、次の方法を試してください。エフェクトの Sure Target を選択した状態で (左図:1)、After Effects のターゲット用のレイヤーをシフトキーを押しながらターゲットの順番に選択 (左図:2)、Execute ボタンをクリックします。(左図:3) クリックした順番でターゲットが、Sure Target のパラメーター上に設定されます

■ カメラのフライスルーの設定2

(9:15)
ヌルのポジションを調整することで、カメラのフレームワークを決めていきます。Sure Target の Auto Rotate にチェックを入れ、ヌルの座標を調整します。 (左図:1) Sure Target でターゲットに移動したいタイミングで、Sure Target >Sure Target のナンバーを変更して、キーフレームを打ちます。 (左図:2)

(11:00)
ギアの穴の手間のターゲット2の座標をコピーして、ギアの穴を通過したターゲット3にペースト。ターゲット3のZ軸を後方に移動することで、カメラがトンネルを突き抜けていく動きをつけることができます。ターゲット2のキーフレームは、キーフレーム補助>イージーイーズでスピードに強弱をつけます。

いくつものヌルを一つのカメラとして制御できる Sure Target は、調整が簡単で修正もし易く、作業も効率的に行えます。

■ カメラのフライスルー後、3Dテキストで決まる動きの設定

(13:00)
突き抜けた先にテキストを置いてみます。
テキストを作成。コントロール、シフト、Cでテキストを中央揃え。新規レイヤーに、Element 3D を適用。作成したテキストを Element 3D で3D化します。

3D化したテキストを、トンネルを突き抜けた先に、置きます。
Element 3D>Group>Particle Replicator >Position XYZ を調整します。
ギアの穴を通過したターゲット3が傾いているので、テキストを3D化した Element 3D の回転 (Rotation)を、ターゲット3のヌルの回転角度に合わせます。

3Dテキストは、ギアの穴を通過して着地するタイミングに合わせて、奥から飛び出してくる動きをつけます。

■ 3Dテキストが手前に飛び抜ける動きの設定

(18:30)
3Dテキストが決まった後、ドリーを使ってゆっくりと近づき、最後突き抜けていく動きに変更します。
Sure Target は、ターゲットを増やすことも簡単にできます。

ターゲット4のヌルの座標をテキストの奥に置き、テキストが手間に飛び去るタイミングでキーフレームを打ちます。
ターゲット4のヌルの座標を回転させると、3Dテキストが回転しながら飛び去るようにカメラワークを設定できます。

(20:00)
Sure Target カメラの被写界深度をオンにして、ぼけ味をつけます。手前でぼけて、最終的にテロップのところに合うようにします。フォーカス距離にキーフレームを設定すると見え方が変わってきます。

■ スピード感を強調する Wiggle の設定

(21:50)
最終的に、Sure Target の Wiggle (ウィグル)の震える設定を加え、スピード感がますようにしてみました。

Wiggle もただふるわせるのではなく、移動する前にふるわせて収束させたり、着地する時にふるわせるなど、タイミングに合わせて変化をつけると面白いと思います。

Sure Target は、ほかのプラグインと組み合わせることで、より幅広い使い方ができると思います。ぜひ使ってみてください!

Sure Target と Element 3D 活用例、サンプルプロジェクトも配布しております!

大谷さんによる Sure Target と Element 3D の解説、いかがでしたでしょうか。
「カメラのキーフレームを打つのを忘れたー!」
なんてうっかりも、Sure Target を使うことで解消!
After Effects だけでフライスルーのカメラモーションを手軽にできるようになります。
本解説でご紹介した Sure Target と Element 3D のサンプルプロジェクトも配布しておりますので、ぜひダウンロードの上、ご活用ください。

解説:大谷明久 さんのご紹介
モーショングラフィックデザイナー。TVCM、ゲーム・パチンコ・パチスロ等プロモーション映像、ニコ生でのWEB生放送、リクルート映像、各種商品販売促進用映像等、幅広いジャンルの映像制作実績があります。

大谷氏インタビュー記事
■お問い合わせ先:ギークス株式会社